■地元住民らが1年以上かけてお年寄りに聞き取り調査してまとめた労作。
『信州鬼無里食の風土記』が発刊
●長野市民新聞3/21報道
古来の食文化 後世へ伝える
鬼無里地区の住民グループは、地元に伝わる食文化についてまとめた「信州鬼無里食の風土記」を発刊した。昭和30年代〜40年代に食卓に上った日々の食事や季節ごとの行事食、現在まで伝わる郷土食とその作り方などを掲載。食を通じて農村地帯ならではの暮らしぶりを伝えている。(写真は編纂委員長の有沢玲子さん)
●信濃毎日新聞3/21報道
長野市鬼無里地区の住民有志ら14人が、地域の食文化を後世に伝えようと「信州鬼無里食の風土記」を発刊した。四季の食材を生かした食生活や1950年代の暮らしの様子などを紹介。若い世代の人たちに読んでほしい―としている。
地域に伝わる食文化や風習を伝える活動をしてきた住民が中心となり「編纂(へんさん)委員会」を立ち上げ、2013年末から地元の60〜90代に聞き取りをするなど調査してきた。農業や養蚕の歴史、米やみそなどを使った日常食の勧めなどを取り上げた7章で構成している。
A5判、153ページ。800部作った。第1章は昭和30年代の鬼無里を紹介し、自然や農業、家電の普及、食と暮らしの変化などを載せた。第2章では、コメや麦、大豆、そばなど日々の基本食について説明している。
(写真は編纂委員長の有沢玲子さん)
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