【新聞】2024年2月18日付「毎日新聞(埼玉版)」に、『土と肥やしと微生物』の著者 犬井正さんのインタビューが掲載されました

2024年2月18日付「毎日新聞(埼玉版)」の「多士彩々」(県内の各分野で活躍する方を紹介するコーナー)で『土と肥やしと微生物(農文協編)』の著者 犬井正さんのインタビューが掲載されました。

[多士彩々] 伝来の食・農、次世代に 里山・平地林と人の関わりを研究 獨協大前学長・名誉教授 犬井正さん(76) 

毎日新聞ホームページ
https://mainichi.jp/articles/20240218/ddl/k11/040/057000c

また、犬井先生は獨協大学オープンカレッジでドキュメンタリー映画「武蔵野」の上映と合わせて、講演会を行ないます(事前申込制・無料)。

獨協大学オープンカレッジ特別講座(講演)「世界農業遺産「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を考える ―映画『武蔵野』を観て―」

講座概要: 原村政樹監督によるドキュメンタリー映画「武蔵野」を観て、武蔵野の落ち葉堆肥農法の重要性について学び、行動するきっかけにしたいと思います。2023年7月、埼玉県武蔵野地域の農村が「世界農業遺産」に認定され、堆肥による「土づくり」が360年間も継続していることへの国際的な評価を得ました。
 武蔵野では冬になると家族総出で平地林に入り、落ち葉を熊手でかき集め、1、2年もの時をかけて堆肥を完成させます。そして、多くの農家が落ち葉堆肥を用いてサツマイモや野菜を露地で生産し続けています。まさに「大都市東京近郊の奇跡」といっても過言ではありません。
 今日、堆厩肥の使用が減少し化学肥料などに頼り、農と食と人の健康に負の連鎖が生じています。世界各地では砂漠化や耕地の土壌侵食・劣化などが進んでいます。そうした中、落ち葉堆肥農法による土づくりは、土壌生態学など新たな視点から再評価され、ローカルな農法どころか、ユニバーサルな農法として注目されています。武蔵野の落ち葉堆肥農法がどのようにして現代まで継承され、これからも守られなければならないのか、考えてみたいと思います。

日 時:2024年3月23日(土)12:30~16:50 (12:00開場)

詳細・お申し込みは獨協大学のHPをご覧ください。

オープンカレッジ特別講座「世界農業遺産「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を考える ―映画『武蔵野』を観て―」(2/13追記)|獨協大学
オープンカレッジ特別講座(講演)「世界農業遺産「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を考える...

『土と肥やしと微生物』

犬井正 著

定価 2420円 (税込)

書籍のご購入はお近くの書店、または農文協のオンラインショップ「田舎の本屋さん」等でお買い求めください。

★農業・食文化・教育・生活の書籍専門店「田舎の本屋さん」 https://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54023151/

東京近郊の北武蔵野には、化学肥料に頼らない落ち葉堆肥農法が、新田開発以来360年後の今も継承されており、首都圏に供給する野菜の持続的な生産を支えている。この「武蔵野の落ち葉堆肥農法」がFAOの世界農業遺産に登録され、「土づくりを基礎とする世界でも稀有な農耕文化」として新たに評価されている。
「大都市近郊の奇跡」ともいえるこの農法の価値を土壌生態学の最新知見や江戸期の都市と周辺農村の物質循環、欧州の農業近代化の流れをふまえ、世界的な「土と堆肥の自然力」の低下との関係から考察する。

さらに詳しい情報は、「農文協 編集室よりとれたて便」をご覧ください


★農文協 農業書センターのご案内 https://www.ruralnet.or.jp/avcenter/

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