朝日新聞(夕刊)、環境面「エコ&サイエンス」欄の連載「長良川河口堰はいま」(全2回)で、『長良川のアユと河口堰』(蔵治光一郎 編)を取り上げていただきました。本の紹介に加え、編者の蔵治光一郎先生へのインタビュー、担当編集者のコメントなども掲載されています。
発行日
「長良川河口堰はいま(上)」2024年7月11日(木)
「長良川河口堰はいま(下)」2024年7月18日(木)※ともに東京・大阪エリアのみ
関連URL
朝日新聞社
・長良川河口堰はいま:上(https://www.asahi.com/articles/DA3S15981033.html)
・長良川河口堰はいま:下(https://www.asahi.com/articles/DA3S15987021.html)
『長良川のアユと河口堰』
日本三大清流に数えられる長良川は、本州の大河で唯一本流にダムと堰のない川と言われ、山・川・海の連続した生物圏の上に豊かな水文化が育まれてきた。アユをはじめ海と川を回遊する生き物、汽水域で生活する生き物は長良川の大切な恵みであり、川の生物圏の連続性、持続可能性の指標だが、河口堰はその営みを分断した。2015年、長良川の天然アユは岐阜市で準絶滅危惧種に指定(後に削除)、「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定された。本書は、生物多様性の喪失が地球の限界を超えている時代に、川の生物圏を再生し、社会や経済の基盤として復権させ、川と人の関係を結びなおす可能性を探る。
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