季刊地域No.1 3月末日発行が決まりました。
地域をつくる人びとのための
総合実用&オピニオン雑誌、創刊
「季刊 地域」2010年3月31日発行予定 予価900円(税込)
「デフレ不況」が進行し、一方では「地域主権」が叫ばれるなか、農文協では「季刊 地域」を創刊します。本誌は、農家、農村リーダー、行政・農 協、NPO・企業、そして地域貢献をめざす大学や、地域にむかう市民を「地域の再生」にむけて「共感」のもとに結び直し、業種縦割り中央集権では見えな かった地域資源を生かす農工商連携・流域連携、人々の「共同の技術」と地域主体の施策活用によって仕事、暮らし、新しい風土産業を創る総合実用・オピニオ ン誌をめざします。
『季刊 地域』の内容
特集1 現場のナマの声、動きを中心に、オールカラーで地域課題にわかりやすく切り込みます
特集2 地域の動きをトータルにじっくりお伝えします。
その他インタビューとエッセイ、起業や暮らしづくりの提案、ジャーナル、情報・交流ページと多彩な誌面を構成します。
それでは、第1号の内容は…
特集1 農産物デフレ――適正価格を地域から
大型量販店を中心とした安売競争が激化し、野菜や果実の値段が下がっている。直売所も安売り競争の渦に巻き込まれつつある。その現状とそこから抜け出す道を現場からさぐる。
【内容】
JAにじ(福岡県)管内から現場の声/安売り競争の背景にある卸売市場法・大店法の変化/地方都市での中心商店街の生鮮食品店の空洞化(フードデザート)と高齢者の健康被害/安売りしない直売所みずほの村市場(茨城県つくば市)の運営の秘訣と生産者それぞれの値決めの根拠/外食産業の求める野菜の情報を的確にキャッチし、農家の手どりを増やすJA富里市(千葉県)の販売指導/消費者意識を変えるパルシステム(生協連)の個配/鳴子の米プロジェクトとつながる「むすびや」と「おむすび権米衛」など
特集2 地元学で「あと3万円」の仕事
【内容】
枝を生かす、梢を生かす、草も生かす 結城登美雄/雑穀、雑木のように、小さくても多様な仕事を/むらに小さな収入と大きな笑顔をもたらす「村丸ごと博物館」 吉本哲郎/山奥の無人直売所の驚きと喜び/まちなかの空きビルが高齢者から子どもまで人気の複合施設に/お日さまに結果と計算おまかせし ひとつひとつを大事に取り組む/米田雅子さんに聞く 建設業の「あれもこれも」の複業化/C材で晩酌を! 中嶋健造
インタビュー
浜矩子(エコノミスト)、舟山康江(農林水産省政務官)
連載
集落ではじめるエネルギー自給の暮らし 高野雅夫(名古屋大学)/わがまち・むらのゼロ予算事業(長野県根羽村)/いいからかん片品村だより 桐山三智子(群馬県片品村)/むらのヨメさん不心得帳 吉井惠璃子(熊本県水俣市)、世界の食料・農業インテリジェンス・ランドラッシュ 北林寿信ほか
ゆるくらジャーナル(情報コーナー)
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本誌は「増刊現代農業」を改題リニューアル創刊するものです。また、「21世紀の日本を考える(食料・農業・農村)」「農村文化運動」の継承誌です。