長年、その道一筋に打ち込んできた人におくられる「春の褒章」で
滋賀県甲賀市のシイタケ農家・中本清治さんが黄綬褒章を受賞されました。
中本さんはドングリから約20年かけて育てたクヌギを原木に使い、シイタケを栽培しています。
「自然の中で育った安全で栄養価の高いシイタケを届けられるのが喜び。受章は大変光栄で、支えてくれた人たちに感謝したい」と語りました。
■農文協刊「農家になろう8巻 シイタケとともに きのこ農家 中本清治」は、そんな中本さんのシイタケつくりを写真で追いかけたドキュメンタリー写真絵本。写真家は『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社 第8回日本絵本賞)、『ぶた にく』(幻冬舎エデュケーション 第59回小学館児童出版文化賞、第58回産経児童出版文化賞大賞)、『徳山村に生きる』(農文協)などの作品で知られる大西暢夫さんです。
自然と向き合い、こだわりのシイタケをつくるため、60年ずっと取り組んできた中本さん。今日も3万本のほだ木のためドングリを植え続けています。