2025年7月24日付「朝日新聞」夕刊 「一語一会」面で、『満洲 難民感染都市』が紹介されました
(一語一会)テレビプロデューサー・矢島良彰さん 旧満州開拓団で教師だった岩崎スミさんの言葉
『満洲 難民感染都市』

終戦直後の旧満洲。ソ連軍の侵攻から逃れてきた難民たちは、ようやくたどり着いた満洲最大の商工業都市・奉天(瀋陽)で、飢えや発疹チフスなどの感染症によって次々と亡くなっていった。
そこでいったい何があったのか。
著者は奉天での難民の大量死の一因が救済事業の遅れにあったとみて、当時の状況を資料や満蒙開拓団員、居留民、満洲医科大学の関係者などの証言からつぶさにたどっていく。難民と居留民を隔てる「見えない壁」の存在。医薬品が乏しいなか、ワクチン開発や巡回診療に奔走した満洲医科大学の医師や学生、看護師たち……。
NHK-BS1スペシャルをもとに、追加取材による新たな証言を含めて再構成。感染爆発と戦争が身近になった時代を生き抜く上で、多角的に物事を見る目を養う、貴重な歴史証言の書である。
山本太郎氏(長崎大学名誉教授・国際保健学)推薦
「知られざる事実が資料や証言から次々と明らかにされる。ポストコロナを生きる私たちは過去に何を学ぶべきだろうか?」

満洲 難民感染都市|田舎の本屋さん - 農業・食文化・教育・生活の書籍専門店
ソ連軍侵攻から逃れた奉天で、なぜ多くの難民が栄養失調や発疹チフスなどの感染症に倒れたか。
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