農文協は、2024/4/26(金)~9/15(日)、d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)で開かれるd47 MUSEUMの「LONG LIFE DESIGN」展「NIPPON UMAMI TOURISM 植生と文化をまるごと味わう 風土に還るうまみのデザイン」に協力します。
「NIPPON UMAMI TOURISM 植生と文化をまるごと味わう 風土に還るうまみのデザイン」は、物販、飲食、出版、観光を通して、47の日本の“らしさ”を見つめ直す活動を展開しているD&DEPARTMENT PROJECT(代表、ナガオカケンメイ)が主催する企画展です。
d47 MUSEUMは、2012年の開館以来、伝統工芸から若い世代によるクリエイション、観光や食文化まで、さまざまなテーマで47都道府県の個性を紹介してきました。 この「LONG LIFE DESIGN」展は、これからの未来のデザインを考える展覧会シリーズとして、第一回は2018年に「健やかなデザイン」を、第二回目は2020年に「祈りのデザイン」を開催しました。第三回目となる今回は「うまみ」をキーワードに、47都道府県の郷土料理と、その文化を伝える活動から、食のLONG LIFE DESIGNを考えます。
日本を発祥とし、今や世界共通語となっている「UMAMI」を、味覚としてのうまみを指すだけではなく、それが生まれた背景も含めて語られるべきものととらえ、その土地で生きる知恵として受け継がれてきた、それぞれの風土に繋がる47の「うまみ」を通して、各地の食の風景を感じていただく企画展です。
D&DEPARTMENT HPより
「NIPPON UMAMI TOURISM」企画展の詳細
日時 | 2024/4/26(金)~9/15(日) |
時間 | 12:00~20:00 (最終入場 19:30) |
入場料 | ドネーション形式(会場受付) 能登の食文化を未来につづけるために募金をお願いしております。 「NIPPON UMAMI TOURISM」展での皆さまからのドネーションは、能登半島地震の義援金として、全額を寄付させていただきます。 寄付先|四十沢木材工芸・茶寮杣径・谷川醸造・南谷良枝商店・輪島キリモト |
休館日 | 6月4日(火)~6月5日(水)のみ休館いたします。 |
内容 | 【出展一覧|郷土料理】 ニシンの飯寿司(北海道)/けの汁(青森)/へっちょこだんご(岩手)/仙台雑煮(宮城)/いぶりがっこ(秋田)/芋煮(山形)/三五八漬け(福島)/つと豆腐(茨城)/しもつかれ(栃木)/焼きまんじゅう(群馬)/すったて(埼玉)/イワシのつみれ汁(千葉)/佃煮(東京)/けんちん汁(神奈川)/ぜんまいの煮物(新潟)/昆布締め(富山)/いしる鍋(石川)/へしこ寿司(福井)/じゃがいもとひじきの煮物(山梨)/野沢菜漬のおやき(長野)/朴葉味噌(岐阜)/わさび漬け(静岡)/味噌おでん(愛知)/あらめ巻き(三重)/ふなずし(滋賀)/しば漬け(京都)/きつねうどん(大阪)/たこめし(兵庫)/柿の葉寿司(奈良)/金山寺味噌(和歌山)/いただき(鳥取)/しじみ汁(島根)/とどめせ(岡山)/ねぶとの唐揚げ(広島)/柏椀(山口)/ならえ(徳島)/まんばのけんちゃん(香川)/さつま(愛媛)/田舎寿司(高知)/イワシのぬかみそ炊き(福岡)/つがにめし(佐賀)/エタリの塩辛(長崎)/からし蓮根(熊本)/どんこ椎茸の含め煮(大分)/菜豆腐(宮崎)/あくまき(鹿児島)/イナムドゥチ(沖縄) |
URL | https://www.d-department.com/item/NIPPONUMAMITOURISM.html |
お問い合わせ | 03-6427-2301(d47 MUSEUM) |
イベント
各種イベントのうち、農文協が協力するイベントの詳細です。
タイトル | 風土を伝えるメディアの役割とこれから |
日時 | 6/15(土) |
参加費と申込 | D&DEPARTMENT公式HPよりお知らせいたします |
内容 | 映画「百姓の百の声」の上映会やトーク、ワークショップを通じて、文化や風土を伝えるメディアの役割と、これからについて考えます。 |
登壇 | 大兼久由美さん(映画「百姓の百の声」プロデューサー・撮影)、湯澤規子さん(法政大学教授)、真田純子さん(東京工業大学教授)、石川啓道(農文協・現代農業 編集長)、中村安里(農文協・うかたま 編集長) |
URL | https://www.d-department.com/item/NIPPONUMAMITOURISM.html#umami-event |
販売予定の書籍
全集 伝え継ぐ 日本の家庭料理
100年後にもつくり続けたいふるさとの味をテーマ別にまとめて全国縦断。土地の産物や風土を活かすレシピと、かつての暮らしぶりがわかる聞き書き。
日本の食生活全集
おばあさんからの聞き書きで、各県の風土と暮らしから生まれた食生活の英知、消え去ろうとする日本の食の源を記録し、各地域の固有の食文化を集大成する。救荒食、病人食、妊婦食、通過儀礼の食、冠婚葬祭の食事等。
うかたま
コンセプトは「まるごと、食べごと。」。
「食べごと」とは、食事の支度、料理をすることだけでなく、食のまわりにある暮らしのすべてを指します。
かつては、毎日の食事をととのえることが、暮らしそのものでした。
山で山菜やキノコをとること田畑で作物を育てること野菜のくずを集めて土に戻すこと
どれも、みな「食べごと」。
今は、ほとんど自分でやらなくても生きていけます。
でも、そんなひと任せになっていることを少しでも取り戻したい。
難しく思えるかもしれませんが、身近なもの、身近な場でできることもたくさんあります。
そしてなにより、自分の手を動かすと、楽しく、おいしい!
そんな、たくさんのワクワクする「食べごと」をお届けします。