【受賞】戸門秀雄さんが第24回日本水大賞受賞で表彰されました。

■『川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り』の取材による「新潟県魚野川流域を中心とした川の文化の記録」で審査部会特別賞を受賞されました。

日本水大賞については下記をご覧ください。
■第24回日本水大賞の各賞を決定~水循環の健全化に貢献する様々な活動から特に優れたものを表彰~

■新潟県魚野川流域を中心とした川の文化の記録
戸門秀雄 埼玉

写真は6月14日 第24回日本水大賞の表彰式・受賞活動発表会会場にて(於・日本科学未来館)

■審査部会委員 山田正先生(中央大学研究開発機構教授)の講評(要旨)

私の経験に絡めてお話をさせていただきたい。私は河川工学が専門だが、大学で教わったやり方で数式ばかり扱っていても、ちっとも川のことはわからなかった。もっと川のことを理解したくて生物学も勉強したが、まだわからない。それで宮本常一の著作も読んだりしていたが、あるとき戸門さんの『職漁師伝』という本を読んで、川の源流にこんなふうに生きた人たちがいたのかと衝撃を受けた。川のヒューマンな部分に触れられた気がした。魚野川流域の記録もそうだが、戸門さんはそれまで誰も知りえなかった川に生きる人間の生きざまを描いて、私たちに伝えてくれた。審査部会特別賞に値する稀有な仕事。息子さんも文章を書かれている。今後のご活躍にも期待したい。

全文はこちらから 審査部会長 浅枝隆先生の講評(PDF)

■戸門秀雄さんの著書
『職漁師伝 渓流に生きた最後の名人たち』

『川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り』

 

 

*授賞式動画 3時間9分53秒あたりから戸門さんの発表と審査部会委員のご講評です。

タイトルとURLをコピーしました