【イベント】『アラヤシキの住人たち』発刊記念トークセッション

■写真絵本『アラヤシキの住人たち』刊行を記念して内山節さん×本橋成一さんのトークセッションが開かれます。5/19(火)

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写真絵本『アラヤシキの住人たち』や5月に公開される同名映画作品の舞台となった真木共働学舎は、長野県小谷村の車が通わない山道を1時間半歩いたところ にあります。生きることの根源的な意味を考える「共に働く学び舎」として創設され、今の社会に肉体的・精神的な生きづらさを抱える人も、そうでない人も、 だれもが固有に持つそれぞれの能力を尊重しあう共同生活を、集落の中の「アラヤシキ(新屋敷)」で40年続けてきました。本作品ではくり返されるその営み の一年間とその時間の流れを記録しました。上野村で畑を耕し、森を歩きながら暮らしている内山節さんをお迎えして、「アラヤシキ」に流れる暮らしや時間を 語っていただきます。

<プロフィール>
本橋 成一 (もとはし せいいち)
1940年東京生まれ。写真家、映画監督。九州・北海道の炭鉱の人々を撮った作品『炭鉱〈ヤマ〉』で1968年第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、上野 駅、築地魚河岸、大衆芸能など、市井の人々の生きざまに惹かれ写真を撮りつづける。映画監督作品にチェルノブイリ原発事故の被災地で暮らす人々を撮影した 『ナージャの村』『アレクセイと泉』など。写真集に『屠場〈とば〉』(平凡社)、『上野駅の幕間』(平凡社)、写真絵本に『うちは精肉店』(農文協)な ど。1998年写真集『ナージャの村』(平凡社)で第17回土門拳賞受賞。2015年、映画『アラヤシキの住人たち』を製作・監督。
■映画 『アラヤシキの住人たち』
絶賛上映中! 公式サイト

内山 節 (うちやま たかし)
1950年東京生まれ。哲学者。『労働過程論ノート』(1976年、田畑書店)で哲学・評論界に登場。1970年代から東京と群馬県上野村を往復して暮ら す。趣味の釣りをとおして、川、山と村、そこでの労働のあり方についての論考を展開。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。 2010年4月より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授。2015年3月退官。『内山節著作集』(農文協)刊行中。

■開催日時:2015年5月19日(火) 開演18:30 (開場18:00)
■開催場所:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 7階喫茶コーナー
■定員:40名
■入場料:1000円(ドリンク付)

■お問い合わせ・ご予約は下記まで
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店(東急百貨店本店7F)
電話:03-5456-2111
営業時間:10:00〜21:00

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■うちは精肉店  本橋成一 写真・文

9784540122224seiniku 生きものは、どのように食べものに変わるのか。手とナイフと牛とが一体になるその瞬間、肉、内臓、骨、皮、血、それぞれが、それぞれに生かされ、生きもの であった名前が、食べものの名前へと変わる。 こうして、おいしい肉やモツが生まれ、皮は太鼓となって生まれ変わる。いのちをいただいて、いのちを生か す。それが北出さんたち家族の仕事だ。

■内山節著作集13 里の在処(ありか)  内山節 著

9784540141379satonoarika群馬県の山村・上野村に念願の古い民家を譲り受けた著者が畑を耕し、四季折々むら人と交流する中で「里」を発見していく過程を描く物語。ほかに「いまフランスの山村では」「多層的精神のかたち」など3編を収録。

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