このたびの大震災は、東日本太平洋沿岸の市町村に住む人たちの暮らしの根拠をすべて奪い去りました。そのうえ原発事故は、繁栄をもたらす高度なテクノロジーには危険が伴うものであることを改めて私たちに突きつけました。
第1回、第2回の「地域力フォーラム」においては、現代の日本の閉塞感を打開する鍵を”地域力”に求めた議論を展開しました。第3回となる今回は、大震災からの復興を念頭において、私たちが築いてきた社会はどこで間違っていたのか、エネルギーを無限に費やして成長する社会に潜む脆弱性とは何か、日本人が祈り続けてきた”無事”な暮らしの復権はできるのか、次世代に安心な社会をバトンタッチするために私たちが負う責任とは何かなど、暮らしの原点を問い直すためのフォーラムを開催したいと思います。皆さまのご参加をお待ち申し上げております。
■日 時 2011年6月11日(土) 14:00〜18:00(開場13:30)
■会 場 文京区民センター2階 2-A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)
最寄駅:地下鉄都営三田線・大江戸線春日駅 徒歩3分■定 員 先着250人(※要事前申込み)■参加費 一般2000円、学生500円 (※懇親会費は別途、一般2000円、学生1000円)
■内 容14:10〜 基調講演 「暮らしの原点を問いなおす」 哲学者・内山節14:50〜 第1部「被災地は今」岩手県住田町長 多田欣一福島県飯舘村・農家民宿「どうげ」 佐野ハツノコーディネーター:農文協「季刊地域」編集長 甲斐良治15:50〜 第2部「都市と地方の関係」宇都宮大学農学部教授 守友裕一山形県金山町・暮らし考房 栗田和則岡山県・NPO法人かさおか島づくり海社 守屋基範コーディネーター:哲学者 内山節17:10〜 第3部「これからの暮らしへ」群馬県片品村・片品生活塾 桐山三智子新潟県・(財)山の暮らし再生機構 杉崎康太北海道・NPO法人ねおす 齋藤学コーディネーター:NPO法人エコプラス事務局長 大前純一18:30〜20:30 懇親会(東北地方のお酒等を提供予定・持ち込み歓迎)■主 催 農文協、かがり火発行委員会、三人委員会哲学塾、エコプラス■お問合わせ先 (社)農山漁村文化協会「季刊地域」・全集グループ〒107-8668 東京都港区赤坂7-6-1 TEL: 03-3585-1145 FAX: 03-3585-6466詳細・申し込み用紙はこちらです。(PDF)